交通誘導警備の年齢制限

交通誘導の求人に「年齢不問」「未経験歓迎」と書かれていても、40代・50代から始めて周囲になじめるのか、何歳まで働けるのか、不安に感じる方もいるでしょう。

交通誘導員として働けるのは18歳以上で、法律上の年齢の上限はありません。実際に何歳まで働けるかは、体力や勤務条件、会社の定年・再雇用制度によって異なります。

この記事では、警備員の年齢構成や未経験者の採用、長く働くために確認したいポイントを紹介します。

交通誘導員に年齢制限はある?

下限は18歳、上限の決まりはなし

交通誘導員として働けるのは18歳以上で、法律上の年齢の上限はありません。警備業法により、18歳未満の人は警備員として働くことが禁止されています。

また、募集・採用で年齢を理由に制限することは、法律上、原則として禁止されています。例外はありますが、40代・50代・60代からでも応募できる求人はあります。年齢だけであきらめず、募集条件を確認してみましょう。

※参照元:厚生労働省「募集・採用における年齢制限禁止について」

定年や再雇用の年齢は会社によって異なる

法律上の年齢制限がなくても、実際に何歳まで働けるかは勤務先の制度によって異なります。企業には、原則として65歳までの雇用を確保する措置が義務づけられています。また、70歳までの就業機会を確保することも努力義務とされています。

長く働きたい方は、応募前に定年の年齢や再雇用制度の有無、契約を更新できる年齢の上限を確認しておきましょう。

※参照元:厚生労働省「高年齢者雇用安定法の改正について」

交通誘導警備はどんな仕事?
仕事内容ややりがいについて詳しく見る

警備員の年齢構成

警備業界では、中高年やシニア世代が多く働いています。警察庁の「令和7年における警備業の概況」によると、警備員全体の年齢構成は次のとおりです。

年齢 人数 割合
30歳未満 65,028人 10.9%
30代 52,968人 8.9%
40代 78,479人 13.1%
50代 118,001人 19.8%
60代 153,497人 25.7%
70歳以上 129,012人 21.6%

※令和7年の統計。施設警備など、交通誘導以外の警備員も含む。60代は60〜64歳と65〜69歳の人数を合算
※参照元:警察庁「令和7年における警備業の概況」
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/reiwa7keibigaikyo.pdf

最も多いのは60代で、警備員全体の約4人に1人を占めています。70歳以上も約2割に上ります。

このように、警備業界では中高年やシニア世代が多く活躍しています。ただし、これらの統計には交通誘導以外の警備員も含まれるため、交通誘導員だけの年齢構成を示すものではありません。

交通誘導員は何歳まで続けられる?

交通誘導員として何歳まで働けるかは、年齢だけでは決まりません。勤務先の定年・再雇用制度に加え、本人の体力や健康状態も関係します。

交通誘導は屋外での立ち仕事が中心です。長時間立ち続ける体力に加え、夏の暑さや冬の寒さに対応する力も必要になります。

無理なく続けるには、日勤のみや週2〜3日からの勤務など、自分の体力や生活リズムに合った働き方を選ぶことが大切です。勤務日数や時間帯を調整できる会社かどうかも確認しましょう。

未経験の40代・50代でも採用される?

40代・50代から未経験で交通誘導員を目指すことは可能です。厚生労働省の職業情報提供サイトによると、雑踏・交通誘導警備員では、入職前の実務経験が不要とする回答が56.4%を占めています。

警備員として働くには、法律で定められた新任教育を受ける必要があります。現場に出る前に基本的な知識や技能を学べるため、警備の経験がない方も仕事を始められます。

採用で見られるポイント

採用では、年齢だけでなく、安全を守るための適性や仕事への向き合い方も重視されます。

交通誘導員には、車両や歩行者の動きに注意を払い続ける集中力や、現場の指示を守り、周囲と連携して動く力が必要です。作業員やドライバー、通行人と接するため、落ち着いて意思疎通できることも大切です。

接客や営業、現場作業などの経験がある方は、これまで培ってきたコミュニケーション力や仕事上の基本的な姿勢を活かせるでしょう。また、体力に不安がある場合は、勤務日数や時間帯を調整できる会社を選ぶのがおすすめです。

応募前に確認したいこと

年齢を重ねてから交通誘導の仕事を始めるなら、採用条件だけでなく、無理なく働き続けられる環境かどうかも確認しましょう。

  • 定年・再雇用:定年の年齢や、再雇用で何歳まで働けるか。
  • 勤務時間帯:日勤のみで働けるか、夜勤があるか。
  • 研修制度:研修の期間や内容、研修中の給与・手当。
  • 勤務日数・シフト:週に何日から働けるか、希望の曜日や時間帯に対応してもらえるか。
  • 給与・手当:日給や交通費、各種手当、日払い・週払いの可否。

交通誘導員の収入は、勤務地域や勤務時間帯、資格の有無、勤務日数などによって異なります。給与や年収の目安を知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

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まとめ

交通誘導員として働けるのは18歳以上で、法律上の年齢の上限はありません。警備業界では60代が最も多く、70歳以上の人も多く働いています。

ただし、実際に何歳まで働けるかは、体力や健康状態、勤務先の雇用制度によって異なります。長く働きたい方は、研修制度や勤務条件、定年後の働き方まで確認し、自分に合った警備会社を選びましょう。