オフィスビルで働く
施設警備員の仕事内容

会社員や来訪者が行き交うオフィスビルでは、24時間体制で施設警備員が常駐しているケースが多くあります。屋内中心で天候にも左右されにくいため、施設警備のなかでも比較的働きやすい現場として人気です。

この記事では、オフィスビルで働く施設警備員の主な仕事内容や、この現場ならではの魅力と大変な点、収入の目安についてわかりやすく解説します。

オフィスビルの施設警備とは?

オフィスビルの施設警備は、巡回や立哨、モニター監視、受付業務を通じて、テナントの従業員や来訪者が安心して働ける環境を守る仕事です。あわせて、館内の設備トラブルや不審者への対応など、幅広い業務を担います。

ビルの規模や運営会社の方針によって業務内容には差がありますが、多くの現場では防災センターに常駐しながらモニターを監視し、必要に応じて館内を巡回するというスタイルが基本です。日勤・夜勤のシフト制が多く、24時間常駐のビルでは複数の警備員が交代で入るのが一般的です。

具体的な仕事内容

巡回

決められたルートに沿って、フロアや駐車場、地下設備などを見て回る業務です。不審者・不審物の有無をチェックしつつ、消火設備や非常口の状態、施錠状況もあわせて確認します。夜間や休日は人の出入りが少なくなる分、施錠忘れや電気の消し忘れなど、細かな異常の発見も巡回の大切な役割になります。

立哨(りっしょう)

エントランスや受付付近に立ち、出入りする人の様子を目視で確認する業務です。関係者以外の入館を防ぐことで、防犯上の抑止力になります。姿勢を保つ時間が長くなるため、慣れるまでは体力的にきついと感じる方もいますが、休憩や巡回と組み合わせることで負担は分散されます。

モニター監視

防災センターや警備室で、館内に設置された防犯カメラの映像を常時チェックし、異常があれば速やかに現場へ向かう業務です。座って行える時間帯が多く、体への負担が少ない業務のひとつ。大型ビルでは監視カメラの台数も多く、複数のモニターを同時に確認するため、集中力を保つことが求められます。

受付・出入管理

ビル内のオフィスに用があって来た人の受付や、社員証・入館証の確認などを行います。宅配業者や取引先などさまざまな人が出入りするため、丁寧な案内と落ち着いた対応が求められます。時間外の入館申請や、退館時の鍵の管理を任されることもあります。

トラブル対応

火災報知器の作動時の初期対応、体調不良者への応急対応、忘れ物の対応など、館内で起きたトラブル全般の一次窓口として動きます。状況に応じて消防・救急やビル管理会社と連携しながら被害の拡大を防ぎます。大きな判断はマニュアル化されているため、未経験でも落ち着いて動きやすいのが特徴です。

施設警備員はどんな仕事?
やりがいについて詳しく見る

オフィスビルで働く警備員のいいところ

オフィスビル警備の大きな魅力は、屋内中心で天候の影響を受けにくいことです。夏の暑さや冬の寒さで体力を消耗しづらく、雨の日でも予定どおりシフトに入りやすい環境です。

また、業務の一部にモニター監視や受付が含まれるため、座って作業できる時間帯があり、体力的な負担を抑えやすいのもポイントです。オフィスビルは平日中心のシフトが多く、土日にしっかり休みたい方や、家庭・学業と両立したい方にも向いています。

入館者の顔ぶれや業務の流れも比較的パターン化されているため、未経験からでも慣れやすい現場とされています。研修や引き継ぎが整っている会社を選べば、警備の仕事が初めてでも無理なくスタートできます。

オフィスビルならではの大変なところ

単調な業務が続きやすい

オフィスビルは大きな事件が起きる現場ではないため、日々の業務はどうしてもルーティンになりがちです。同じ場所での立哨や巡回が続くと、集中力の維持が課題になることも。ちょっとした異常も見逃さない意識づけが必要です。

接客要素が意外と多い

ビルによっては受付業務を兼ねるため、来訪者への案内や電話対応が発生します。警備員というよりビルの顔として振る舞う場面も多く、簡単な接客が苦にならない方のほうがスムーズに続けやすい傾向があります。

夜勤の生活リズムに慣れが必要

24時間体制のオフィスビルでは、夜勤に入る回数が増えるケースもあります。日中に休む生活リズムをつくれるかどうかは、続けやすさに直結するポイント。夜勤専属で入るか、日勤と組み合わせるかを応募段階で確認しておくと安心です。

オフィスビルの施設警備員は稼げる?

オフィスビルの施設警備員は、日勤で日給8,000〜10,000円前後、夜勤や大型ビルの常駐案件では日給12,000円を超える求人も多く見られます。深夜割増や資格手当、連勤手当などがつく場合もあり、シフトの入れ方次第でしっかり稼ぐことも可能です。

週2〜3日から働ける求人もあり、副業や家庭と両立しながら安定した収入を得たい方にも向いています。拘束時間が長い分、1回の勤務で得られる金額が大きいのは、警備員バイトならではのメリットです。

都心のグレードが高いビルほど日給が上がる傾向もあるため、応募時は勤務地とビルの規模もチェックしておくと選びやすくなります。

警備員は稼げる?稼げない?
リアルな給料・年収を調査