まずは、警備員の給料における全国平均を見ていきましょう。
※2023年1月調査時点
※参照元:求人ボックス給料ナビ(https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/警備員の年収・時給)
もちろん地域によって細かい違いはありますが、警備員の仕事における拘束時間を8時間と仮定すると、日給ベースで8,128円が平均と計算することができます(時給1016円×8時間=日給8,128円)。経験・スキルや年齢を問わずに、全国平均水準の給料を得られる点は警備員の強みと言えるでしょう。
| 地域 | 年収 |
|---|---|
| 北海道・東北 | 326万円 |
| 関東 | 368万円 |
| 甲信越・北陸 | 367万円 |
| 東海 | 337万円 |
| 関西 | 341万円 |
| 中国 | 353万円 |
| 四国 | 355万円 |
| 九州・沖縄 | 354万円 |
※2023年11月調査時点
※参照元:求人ボックス給料ナビ(https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/警備員の年収・時給)
厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「jobtag」によると、雑踏・交通誘導警備員の年齢別の年収は下記の通りでした。
| 20歳〜24歳 | 332.74万円 |
|---|---|
| 25歳〜29歳 | 347.92万円 |
| 30歳〜34歳 | 397.66万円 |
| 35歳~39歳 | 432.47万円 |
| 40歳〜44歳 | 395.94万円 |
| 45歳~49歳 | 398.82万円 |
| 50歳〜54歳 | 373.08万円 |
| 55歳~59歳 | 344.77万円 |
| 60歳〜64歳 | 326.21万円 |
| 65歳〜69歳 | 290.69万円 |
| 70歳〜 | 269.9万円 |
※2024年12月調査時点
※参照元:厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag 「雑踏・交通誘導警備員」(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/475)
雑踏・交通誘導警備員の年齢別の年収を見ると、35歳〜39歳の432.47万円が最も高く、また、20歳から定年までの全ての年代で300万円以上を維持しています。
特に20代前半(20歳〜24歳)の年収332.74万円は、同世代の他職種と比較して高めであり、若い世代にとって魅力的な職業と言えるでしょう。一方で、50代以降は年収が徐々に減少する傾向がありますが、それでも60歳代前半までは300万円を超えています。
厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「jobtag」によると、施設警備員の年齢別の年収は下記の通りでした。
| 20歳〜24歳 | 351.11万円 |
|---|---|
| 25歳〜29歳 | 407.05万円 |
| 30歳〜34歳 | 426.76万円 |
| 35歳~39歳 | 448.26万円 |
| 40歳〜44歳 | 457.97万円 |
| 45歳~49歳 | 474.38万円 |
| 50歳〜54歳 | 431.46万円 |
| 55歳~59歳 | 394.14万円 |
| 60歳〜64歳 | 315.43万円 |
| 65歳〜69歳 | 269.53万円 |
| 70歳〜 | 249.79万円 |
※2024年12月調査時点
※参照元:厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag 「施設警備員」(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/241)
施設警備員の年齢別の年収を見ると、45歳~49歳の474.38万円がピークで、全体的に40代が最も高い収入を得られる年代であることがわかります。
20歳~24歳の年収351.11万円も、同世代の他職種と比較して高水準であり、若い世代にとっても安定した収入が期待できます。一方で、60歳以降は年収が減少傾向にありますが、それでも25歳から定年前後の年代までは400万円以上の収入を維持しており、安定した職業と言えるでしょう。
着実に給料を上げる方法としては、資格を取得すること。
資格を取得しスキルアップすることで、日給の単価が上がったり、場合によっては採用時に奨励金が貰えることもあります。
工事現場、各種イベント会場、お祭りや初詣などの行事ごとなど、警備員が活躍できる現場は多種多様。しかし当然、どの警備会社にも均等に仕事が割り振られているわけではありません。
例え日給が高くても、シフトに入れる数が少ないと、安定して稼ぐことはできないため注意しましょう。
基本的には、大きな警備会社に多くの案件が集まる傾向にありますので、警備会社の規模感を意識するのもおすすめです。
平均年収は約300万円で、ショッピングモールやビルやマンションの出入り口、バッグヤードの搬入口が働く場所です。基本的に施設内の警備をするだけなので年収自体は高いとはいえません。ただし、不審者や盗難などがあれば対処が求められます。また、機械警備業務関連の資格を持っているなら、平均年収は、平均以上の約450万円です。
平均年収は約230万円で、祭りや花火大会、工事現場などで人や車を誘導するのが主な仕事です。工事現場や大型駐車場などで赤いライトで誘導している方で明らかに警察でなければ、交通誘導警備員と考えられます。交通誘導警備や雑踏警備自体は仕事内容も簡単な部類に入り、大きなトラブルリスクも少ないからです。そのため警備員の中でも収入は低い傾向にあります。
平均年収は約250万円~400万円ですが、輸送対象により資格が求められる場合があるため金額の幅は広くなっています。現金・貴重品・美術品などを輸送する際、車やバイクで護衛するのが主な仕事です。資格についてですが、例えば現金を輸送する警備員は「貴重品運搬警備業務検定2級」が求められます。資格以外にも、時間厳守、盗難対策のための警戒態勢が必要。ハードな仕事の分、年収は高い傾向にあります。
平均年収は約450万円~600万円で、一般的にはボディーガードが当てはまります。年収が高いのは、警備員業務の中でも生命の危険があるからです。命が狙われている可能性のある方を警備することも。護身術や武術の知識・技術が求められます。「依頼者の命を最優先」という仕事ですから、責任や覚悟も必要でしょう。警備員の中でも心身ともに負担は大きい仕事でしょう。
※2023年10月調査時点
※参照元:転職サイト比較PLUS(https://www.tosho-trading.co.jp/career/keibiin-nensyu/#:~:text=%E3%81%8C%E5%A4%9A%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%99)
警備員の平均年収は東京都で421.4万円、大阪府361.2万円、愛知県、神奈川県が331.1万円です。一般的に警備員は都市部のほうが地方より年収が高い傾向にあります。警備員に限らず全業種で都市部のほうが時給は高く設定されているからです。また、都市部のほうが施設や道路工事が多いために警備員の需要も比例して高くなることが考えられます。
警備会社は人手不足だと仕事を請けることができません。競合も多く存在しており、仕事を持っていかれるのは避けたい事態。都市部で人を集めるために時給を高く設定するケースもあります。
給料を上げるなら正社員がおすすめです。アルバイトや派遣社員は時給制ですから、平均以上の年収を目指すのは厳しいと言わざるを得ません。警備会社には正社員の求人を出しているところもあります。また、正社員登用制度を設けている警備会社があるのもポイントです。勤務態度や能力にもよりますが、アルバイトや派遣社員から正社員を目指せます。
資格取得も有効です。警備員の仕事の中には、資格がないとできない内容もあるからです。たとえば、現金を輸送するには「貴重品運搬警備業務検定2級」が求められます。資格を取得することで、仕事の幅が広がりますし「その人にしかできない」なら警備員としての価値がアップするのです。当然、年収も上がりやすくなります。「機械警備業務管理者」を含む警備員に関連する資格は17種類もあるため、興味のあるものやキャリアプランを考えた上で取っておきたいものを取捨選択しましょう。
資格を求められるものもりますが、年収の高い種類の警備員を最初から選ぶのも有効です。警備員の中でも年収が高い傾向にあるのは、輸送警備や身辺警備が当てはまります。警備員で年収400万以上も不可能ではありません。資格や勤続年数次第で、年収500万円や600万円もありえるのです。ただし、輸送警備や身辺警護は、知識、スキル、資格が求められます。未経験、無資格で「ボディーガードになりたい」といっても無理な話のため注意が必要です。
隊長は現場の警備員のまとめ役で収入アップが期待できます。警備業務もしますが、警備員のシフト管理や、警備会社の幹部・隊長会議への参加、業務内容の確認や、注意事項も含めた全般を他警備員に伝達、新人教育など担当業務は多岐にわたるのです。警備員の隊長は【警備業務検定1級】【警備員指導教育責任者】の取得が求められます。
警備業務検定1級講座を受けなければなりません。受けるには、警備業務検定2級合格が必要です。また、1年以上、該当する警備業務への従事が求められます。ハードルをクリアしてはじめて、警備業務検定1級を受けられるのです。
警備員指導教育責任者講座を受けなければなりません。受けるには、直近5年で、該当する警備業務3年間の従事が求められます。警備業務検定1級合格か、該当の警備業務検定2級合格、以後、1年以上該当警備業務の従事が必要です。そのハードルをクリアすれば、警備員指導教育責任者講座を受けられます。
「警備員は給料が安い」との噂は嘘であることが分かりました。
平均値として全国の賃金と同水準となっている点に加え、多くのお仕事が待っている業界だからこその安定性もあります。つまり「稼ぎたいときに稼げる」お仕事になりますので、コツコツと働くことでしっかりと稼げるお仕事だと分かりました。
「サンエス警備保障」では、実働8時間で日給12,000円、夜勤だと14,000円という高い日給を提示。
そういった高い給与はもちろん、警備現場の数や種類においても、工事現場の交通整理をはじめ、音楽フェス、アイドルの握手会、花火大会、駅伝、初詣の人員整理など、多種多様な案件を保有。
日給の高さと現場数の豊富さを兼ね備えた同社だからこそ、高い稼ぎに直結するのです。
当メディア「KBマガジン」では、全国に6,000名以上の警備員を抱える「サンエス警備保障株式会社」を取材。同社は警備員の待遇改善に注力しており、未経験者の日給を1万2000円に設定。これは業界で最も高い金額です
(※)。
また応募者の90%以上は未経験者ということもあり、未経験でも安心して働ける環境が整っていると言えるでしょう。
※Google検索「警備会社」で10ページ目までに表示された、二号警備に対応している警備会社38社の中で日給が最も高い(2022年12月7日時点)。