【ウソ/ホント】警備員の人間関係って面倒くさい?

目次
イメージ
人間関係のコツさえつかめば上手くいく!

警備員の人間関係事情

複数人で警備するイメージのある警備員の仕事ですが、必ずしも人間関係やコミュニケーションが重視されるわけではありません。人間関係を円滑に保つコツやポイントを押さえておけば上手くいくので、安心してください。

社歴・在籍年数で序列が決まる

一般的に、警備員の仕事は年齢に関係なく入社順に先輩・後輩が決まります。このような入社序列の職場では、上下関係を重んじることが上手くいくポイントです。基本的に先輩を敬う態度と言葉遣いに気を付けていれば、関係は良好になるでしょう。

先輩に対しては、後輩である自分が「教わる側」として、聞く姿勢を持つことが大切です。何かを教えてもらったら、しっかりと感謝を伝えるよう意識しましょう。

どの職場でも共通して言えることですが、警備員の仕事も基本的なビジネスマナーは求められます。身だしなみには気を遣い、丁寧な言葉づかいや挨拶を心がけるのはもちろん、食事の席や移動時の車、エレベーターでは先輩を上座に誘導するなど、マナーを知っていると、より良い関係を築きやすくなります。

幅広い世代が集まっている

警備員の仕事は、10代の若者から60代以上のベテランまで、幅広い世代の人が働いています。普段はなかなか出会わない世代の人たちと接する機会が多いので、新たな発見があったり新しい知識が増えたりするでしょう。上の世代の人たちから聞く話は人生の学びも含まれているので、自分にとってプラスになる場合も多いです。

自分から話すよりも人の話を聞くほうが好き、という方は適しているでしょう。

また、年齢が離れていると対抗意識や競争意識が生まれません。年齢が近いというだけで無理やり仲良くしなくてはならない…なんて気苦労もないので、同じ世代の人との関わりが苦手な方にも向いている職場と言えます。

コミュニケーションは最小限でもOK

上下関係や世代の違いに関する話を聞くと「警備員も大変そう…」と思ってしまいそうなものですが、実は、警備員の仕事は人間関係を築くのに不安がある人こそ働きやすい職場とも言えます。

警備員の仕事は、基本的に一つの持ち場に対して1人の警備員が配置されるようになっています。現場に配置されれば余計な気遣いも不要なので、のびのびと業務時間を過ごせるでしょう。

また、警備業務は頻繁に現場やチーム編成が変わるため、チームで行う業務があったとしても、現場ごとに違うメンバーが配置されます。

ずっと同じチームで働くといったケースはほとんどないので、無理に仲良くなる必要もありません。あまり深い人間関係を築かず、最小限のコミュニケーションでやっていける仕事です。

警備員として人間関係を良好に保つコツ

警備員として、以下のようなマナーやコツを押さえておけば、より良好な人間関係を維持できるようになります。

挨拶は基本

どの職場にも言えることですが、挨拶は基本的なビジネスマナーです。挨拶ひとつで相手に与える印象は大きく変わります。職場での人間関係を良好にしたいなら、はっきりと相手に伝わる気持ち良い挨拶を心がけましょう。

遅刻や無断欠勤はNG

これも、どの職場でも当たり前のことですが、遅刻や無断欠勤は社会人としてNGです。遅刻や欠勤をすると、会社はもとより職場の人々の信用までも失ってしまうので、絶対にしないようにしましょう。

特に警備の現場では、時間管理に対する能力が重視されます。責任感のある人が多い職場でもあるので、無断で休んだり連絡なしに遅刻したりといった、無責任な行動はしないようにしてください。

声色や声量だけで判断しない

先輩警備員の中には、注意する際に怒鳴ったり大きな声で指導したりする人もいるでしょう。特に中高年は、怒鳴られて学ぶのが当たり前だった時代で生きてきた世代です。当時の価値観のまま、厳しい言葉をかける人達もいるかもしれません。

ただ、これは言葉が強いだけで、悪意があるのではないことを汲み取るようにしましょう。後輩が一人前の警備員になるために、教えてくれようとしているだけなのです。

また、警備の現場では、大きな声を出して危険を知らせる場面もあります。声色や声量だけで判断しないようにすると、必要以上に感情的にならずに済みます。

編集チームまとめ

幅広い世代の人が集まる警備員の仕事は、基本的なビジネスマナーや上下関係のコツさえ知っておけば、良好な人間関係を築いていけると分かりました。

職種がら、現場ごとに1人で配置されることが多いので、無理して仲良くなる必要がないのは魅力的ですね。

「人と話すのが得意ではない」「前職で上司や同僚との付き合いが面倒だった」という方は、人間関係を気にせず業務に集中できる、警備員の仕事も視野に入れてみてはいかがでしょうか。