警備員の求人にて「未経験歓迎」の文字を見かけることは珍しくありません。
しかし、求人欄に記載されていても実際には未経験者には難しいのでは、
との不安を抱いている方もいるようです。
結論からお伝えすると、警備員は未経験者でも全く問題ありません。
求人欄に記載されている「未経験者歓迎」の文言は決して誇張されたものではなく、実際に問題なく働けるからこそ記載されています。
ではなぜ未経験者でも問題ないのか、その理由をご紹介しましょう。
警備員として働くためには、基本教育と業務別教育を合わせた「新任研修」を受ける必要があります。
研修の受講は業界内の自主ルールではなく、法律によって定められています。そのため、未経験者が急に現場に派遣され、警備員として働くことは有り得ません。
必ず研修を受け、警備員のお仕事の基本的な知識を得た後、警備員として働くことになるのです。
研修に加え、警備員のお仕事そのものが決して難易度の高いものではない点も、未経験者でも問題ない理由です。
初めは覚えるべきこともありますが、慣れてしまうと新たに覚えることは基本的にはありません。
そのため、未経験者ではあっても研修を受け、慣れてしまえば警備員のお仕事に支障をきたすことはないのです。
警備員のお仕事には種類がありますが、募集人数の多い「交通誘導警備」「イベント・雑踏警備」といったお仕事であれば、複数名で警備を行うことになります。
未経験者やまだまだ慣れていない新人を一人で警備に当たらせることはなく、慣れるまでは先輩とペアを組ませることが基本なので、未経験者ではあっても問題ないのです。
決して難しいお仕事ではない警備員のお仕事は、数回もこなせば慣れるとされています。
もちろん新しい場所でのお仕事の場合、慣れていても気を引き締めて確認すべきことがありますが基本的な業務はどの現場でも同じもの。
未経験スタートではあっても数回も業務をこなせば、基本的な業務の流れは簡単に把握できるでしょう。
当メディア「KBマガジン」では、全国に6,000名以上の警備員を抱える「サンエス警備保障株式会社」を取材。同社は警備員の待遇改善に注力しており、未経験者の日給を1万2000円に設定。これは業界で最も高い金額です(※)。
また応募者の90%以上は未経験者ということもあり、未経験でも安心して働ける環境が整っていると言えるでしょう。
※Google検索「警備会社」で10ページ目までに表示された、二号警備に対応している警備会社38社の中で日給が最も高い(2022年12月7日時点)。